YF邸、設計をスタートしました。
子育てファミリーのシンプルで気持ちの良い住まいを目指します。
北側道路、東、西、南側も隣地住宅、採光条件がよくない敷地です。
三方からプライバシーを守り、いかに明るく爽やかにできるか…。
窓をあけるところを慎重に選びます。南側に、隣地と少し距離がとれそうです。
生垣で視線を遮ることも出来る、プライベートコートを設けることしました。
リビングの天井を上げ、上に向かった気持のよさも追加します。
設計図をまとめ、施工会社を複数選定し、相見積を行います。
個別に工事費の見積をしてもらうので、
・比較できるので適正価格がわかる
・競争原理が働き、工事費をさげてもらえる
・競争原理が働き、工事費をさげてもらえる
などのメリットがあります。
予算を超える場合は、減額案を検討します。
YF邸もその過程を経て、無事に予算内に収まりました。
予算を超える場合は、減額案を検討します。
YF邸もその過程を経て、無事に予算内に収まりました。
「シンプルで気持ちのよい家」YF邸、工事が始まりました。
南、東、西、3方を住宅に囲まれた場所です。
この場所で、模型のように明るく爽やかな住まいを実現します。
土工事ではシロアリを防ぐ防蟻処理などを行います。
基礎工事では鉄筋の太さや本数、コンクリートの品質を検査し、
コンクリート打設を見届けます。
型枠、配筋、全ての工事工程において検査をします。
高い天井に、ハイサイドライト(高窓)がいい感じです。
気持ち良いリビングダイニングになりそうです。
装飾的なデザインは避け、プライバシーを守った開放感、
空間の気持ちよさ、をシンプルに形作っていきました。
限りある予算の範囲で最大の広さ(=気積)を求めるため、
各部屋はリビングインとし、廊下のない間取りとしています。
シンプルな気持ちよさを追求し、仕上げもシンプルに。
テクスチャ(=質感)が同じ壁紙で、わずかに色が違うものを使います。
壁も引き戸も、同じテクスチャの壁紙で仕上げ、統一感を出しました。
爽やかな感じになってきました。もうすぐ完成です。
「シンプルで気持ちのよい家」、YF邸が完成しました。
花ブロックの目隠しが少しアクセントです。
フラット35対応で、ポーチはスロープでバリアフリーにしています。
玄関もシンプルに。フィルムを貼ったガラスが明るさを届けます。
姿見も、壁とぴったり納めました。ディテールもていねいに。
天井の高いリビングダイニングです。
南側、隣地側に大き目の窓を設けていますが、
プライベートコートで距離をとっているので、将来的に生垣、もしくは
縦型ブラインドでも、十分に明るさとプライバシーが両立できます。
工事中に、大き目の家具(写真中央)もご要望されたので、設計しました。
家具の手前側のくぼみには、市販のお仏壇がぴったり収納できます。
(家具屋さんで実際にお仏壇を採寸し、仕上げも同じ色になるようにしました)
お仏壇、本、テレビなど、色々なものが収納できるようデザインしています。
対面キッチンの上には北向きのハイサイドライト(高窓)。
天井いっぱいに明かりを届けるだけでなく、
南側の窓から北側高窓に向けて風を通し、天井の熱を逃がします。
キッチンの前は高さ1.1mの収納とし、手元のごちゃごちゃを
隠しつつ、収納力を上げる方法をご提案しました。
トイレもキッチンもシンプルに。
フラット35バリアフリー対応の広めトイレです。リビングから子供部屋などの各個室につながります。
どの引き戸も同じ大きさです。間取りやディテールを調整し、
開いてても閉じてても素敵に見えるようデザインしました。
シンプルな住宅だからこそ、窓の大きさやプロポーション、
カラースキーム(=仕上げ材の色彩計画)、建具や枠のディテール、
隅々まで気を配ることが気持ちよさに直結します。
限りある予算(=面積)のなか、リビングダイニングキッチン、
個室3つ、洗面、トイレ、各種収納をすっきりとまとめ、
面積以上に広さを感じれるよう、頑張りました。
お施主さん、施工会社、皆で協力して作り上げました。
ご協力いただいた皆様に感謝です。(2021.4)設計監理:(株)玉那覇仁建築設計事務所
撮影:玉那覇仁
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2022年06月14日