F店舗は解体を終え、壁の施工段階になりました。
自然派化粧品のように、シンプルでナチュラル、
暖かみのある内装とするため、
壁、造りつけの棚、家具等は「シナ合板」という
榀の木を薄く切った板を表面に貼った
木質ボードで統一したデザインです。
「シナ合板」は住宅メーカーなどではあまり使われませんが、
コストをかけずナチュラルで優しいイメージを
出したい場合には適した材料です。
棚は、事前にスチールで補強材を入れておいてもらい、
重たいものを載せても、棚板がたわんだりすることの無いようにします。
シナ合板が貼られていない箇所は鏡です。
鏡とシナ合板がフラットになるようにしています。
シナ合板は定尺を用い、無駄な余りを出さないようにします。
かつ、空間にあったスケール感を演出することも出来ます。
上部は見切り材を入れ、目地は3mmで施工してもらいました。
ローコストでもディテール(詳細部分)は大事です。
2015年09月11日