TW邸

玉 那 覇 仁 建 築 設 計 事 務 所

2018年09月10日 12:00


「ふたつの庭のある家」TW邸の設計中です。

お施主様のご要望は、
30畳以上のリビングダイニングキッチン、広い和室とお仏壇、
なるべく1階に機能を集中、プライバシーに配慮、駐車4台分、
そして、「街で一番かっこいい家!」でした。



道路側(下)から和室、中庭、リビングダイニング、庭と連続します。
プライベートな2つの庭が、それぞれの部屋に明るい風景を届けます。

外壁は、のびのびとしたプロポーションの
コンクリート打放し仕上げです。

大きいだけでなく、かっこよく、楽しく
密度の濃い家を目指します。






「ふたつの庭のある家」TW邸がいよいよ着工しました。

今回は、沿岸地域のコンクリート打放し仕上ですので、ひび割れリスク軽減のため
一般的な基準よりも水分が少ない、硬いコンクリートを採用しました。

硬い分、コンクリートが鉄筋の間に入り込みにくいため、鉄筋の配筋時に
施工者や職人さんと打合せを重ねながら注意深く進めます。


鉄筋の太さや本数、現場で全数チェックします。
鉄筋の配筋工事の次は型枠工事です。


さぁ、いよいよコンクリートの打設工事です。
コンクリート強度、硬さ、空気量など、品質に係る全ての数値を確認します。


上からコンクリートを流し込み、キチンと下まで届くよう職人さんが総出で打設します。

硬いコンクリートは、鉄筋の間に簡単に入り込んでいきません。
バイブレーター(振動棒)を用いコンクリートの中に空隙が出来ないよう慎重に進めます。
壁の下では職人さんが木槌で叩き続けます。これも振動を与えて空隙をなくすためです。

こうやって密実で上質なコンクリートが構造体となっていきます。


無事にコンクリート打設が完了しました。
サッシなど開口部を取り付け、内装工事へと進んでいきます。

特に開口部周りは、品よく見えるよう気を使っています。
そのためには、外部のコンクリート形状と内装の形状を細かく調整し、バランスさせます。

上の2枚は外観のアクセントでもある和室の高窓ですが、綺麗にできてよかった!


鉄骨階段も入りました。いよいよ終盤です。






TW邸 ~ふたつの庭のある家~ が完成しました。

プライバシーが完全に守られた、仲良し家族の家です。
外観デザインのテーマはクールでかっこよく。コンクリート打放しです

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